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九州運輸コロキアム

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九州新幹線鹿児島ルート全線開業後一年を経過して
 〜人流の変化と新幹線駅からの二次交通〜
第43回

日時平成24年5月8日
場所福岡市 ホテルセントラーザ博多
講師九州運輸局 企画観光部 交通企画課長 鈴木 邦夫 氏


                   第43回九州運輸コロキアムを開催

             〜九州新幹線全線開業の大きな経済効果を九州全域に〜
 
  (財)九州運輸振興センターでは、日本財団の助成により、5月8日(火)、福岡市において「第43回九州運輸コロキアム」を開催し、九州運輸局企画観光部鈴木邦夫交通企画課長を講師に招き「九州新幹線鹿児島ルート全線開業後一年を経過して 〜人流の変化と新幹線駅からの二次交通〜」をテーマに講演頂きました。

  講演では、東日本大震災の影響を受けながらも、九州に大きな経済効果を与えた九州新幹線鹿児島ルート全線開業後の地域交通や観光等の状況について、九州運輸局で実施した調査結果から、旅客動向が博多〜熊本、熊本〜鹿児島中央が、開業前に比べ、それぞれ137%、165%と大幅に伸び、また、中国地方・近畿地方からも利用者が増加している、開業を機に九州・京阪神間の企業活動が活発化している、二次交通の利用は各駅間とも工夫した取り組みが行われているが利用実績には差が出ている、観光については修学旅行を含め増加し、また、レンタカーを利用した広域観光が増加しているなど、開業後の状況についてデータで示しながら説明されました。 

  今後の取り組みについては、このような実態を踏まえた上で、生活交通と観光利用の両立、当該地域全体での利用促進の取組み、移動そのもの(輸送施設)の観光資源化、乗りたくなる・行きたくなるような輸送サービスを企画・提供するための、二次交通のさらなる活性化などを図ることが必要であると提言され、このような取り組みにより新幹線の全線開業効果を九州全域に及ぼすことが重要であると締めくくられました。
 
  当日は、70名の参加予定者に対し、120名の参加があり、基調講演後の討議時間は予定時間を超えるなど、九州新幹線開業後の動向に対する関係者の関心の高さを表したものとなりました。





一隅を照らす市民力 〜地域の活性化の原動力は市民活動〜
第42回

日時平成24年3月21日
場所熊本市 熊本ホテルキャッスル
講師東光石油株式会社 会長 石原 靖也 氏


                 市民力が創る地域大イベント「みずあかり」
 
                −第42回九州運輸コロキアムを開催しました−
                       

 (財)九州運輸振興センターでは、日本財団の助成により、平成24年3月21日(水)、熊本市において「地域おこし活性化運動の達人」と称される東光石油(株)会長の石原靖也氏(熊本市在住)を講師にお招きし「一隅を照らす市民力〜地域の活性化の原動力は市民活動〜」をテーマに講演頂きました。

  講演では、数人で始めたボランティア活動を、わずか7年(平成16年〜平成22年)で活動人員2千人、観光客20万人の大イベントに仕立て立ち上げた「熊本暮らし人祭り みずあかり」の立ち上げから現在までの取り組みや今後の取り組みの方向性などについて講演頂きました。

  同氏によると、きっかけは地元経営者数人が「自分の故郷を元気にしたい」との思いからあり、何をやるかは熊本の資源(熊本城、豊富な水、竹等)を活かしたものとし、運営に当たっては、行政に頼らないことを前提に、仲間数人と議論した結果が、本イベントとなったものであること。(決定に当たっては、女性の感性を取り入れた意見が重要な役割を果たしたとのこと。)
  短期間で二千人ものボランティアが参加することになったのは、基盤に地域おこしに取組む「熊本いいくに会」があり、既にボランティア活動として熊本城や小中学校のトイレ掃除に取組んでいたこと。
  費用については、行政や大企業の寄付にたよらず、ボランティア中心で実施することから、イベント会社の10分の1程度で済んでいること。
  使用する4千本の竹は浸食被害のある山林から伐採し、使用後は竹炭化して川の浄化に役立てる環境保全循環型としたことなど、イベントが成功に至るまでの取り組みについて説明があった後、今後は、観光としてこのイベントを活かすためには、現在2日開催を最低でも1週間の開催を目指していきたいとの抱負が述べられました。

  これらの講演内容は、既に地域イベントを実施している方々や、今後地域活性化に取組むに方々にとって大変参考になるものでした。参加者からは「参加してよかった。」、「大変良い話を聞かせてもらった。」、「今後の活動に活かしたい。」などの声が聞かれました。
  なお、この「熊本暮らし人祭り みずあかり」は、このような活動などが認められ、本年度のふるさとイベント大賞(総務大臣賞)を受賞しました。





地域公共交通の再生と地域の活性化
 〜元気な「まちづくり」は公共交通の再生から〜
第41回

日時平成23年11月30日
場所福岡市 ホテル日航福岡
講師両備グループ 代表 小嶋 光信 氏 


                元気な「まちづくり」は公共交通の再生から!

               −第41回九州運輸コロキアムを開催しました−


 (財)九州運輸振興センターでは、日本財団の助成により、平成23年11月30日(水)、福岡市において「地域公共交通再生の救世主」などと称される両備グループ代表小嶋光信氏を講師にお迎えし「第41回九州運輸コロキアム」を開催しました。

 近年、マイカーの増加や地域の人口減少の影響などにより、全国いずれの地域においても、バスや鉄道さらには海上交通など多くの地域公共交通が存続の危機に直面しており、行政を始め関係者の間では、地域住民、特にマイカー等の利用ができない高齢者や学生などの交通弱者の移動に必要不可欠な公共交通機関の維持存続を図るための方策に、積極的に取り組まれています。
 このような中、殆ど再生が不可能であったろうと思われる数多くの、かつ、鉄道、バス、旅客船など多岐にわたる分野で、再生を果たした実績を有する両備グループ小嶋氏から、「地域公共交通の再生と地域の活性化〜元気な「まちづくり」は公共交通の再生から〜」をテーマに講演を頂きました。

 講演では、公共交通が衰退した要因等を分析し、両備グループがどのように取り組んできたかをこれまでの実践を基に講演されました。その中で、行動の基本となったのは「忠恕」(真心からの思いやり)という両備グループの経営理念であり、この理念の下、まちづくり、地域づくりを目指した公共交通の再生を図ってきたことや、公共交通の再生に必要な要素の一つとして行政・事業者・住民が真に連携して(一体となって)行動が必要なこと等再生を図るうえで必要なことを具体的にユーモアを交えて実にわかり易く講演されました。 

 討議の場では、質問に答え、「過疎地等で公共交通を充実させることは費用が掛かるが、お年寄りがこれを利用して街に出かけることなどにより健康を維持し、その結果、介護費用を大幅(公共交通の充実に係る費用以上)に減少させるという効果がある。このように公共交通の整備は、トータルで考えると費用の面でも大きな効果があり、また、お年寄りの元気を創出し、さらには、「元気なまちづくり」につながるものである」との話がありました。
 
 なお、講演会場には当初予定した100名を大幅に超える150名の方々の参加があり、また、講演後の討議時間も大幅に超過するといった、講師やテーマに対する関心の高さを如実に表した大変盛会なものとなりました。参加者の感想では、聞いたすべての方が、異口同音に「大変良い話を聞かせてもらった。今後の活動に活かしたい。」とのことでした。
 当センターとしては、今後も交通・運輸・観光に関する時宜にあった関係者の関心の高いテーマによる九州運輸コロキアム等を積極的に開催して参ります。





最近の港湾政策を巡る動向と今後の方向性
第40回

日時平成23年7月12日
場所福岡市 ホテルセントラーザ博多
講師国土交通省 港湾局 港湾経済課長 永松 健次 氏


                  我が国港湾の国際競争力強化に向けて!

                   〜第40回九州運輸コロキアムを開催〜


★(財)九州運輸振興センターでは日本財団の助成により、平成23年7月12日(火)、福岡市において国土交
  通省港湾局港湾経済課長 永松健次氏を講師にお迎えして、「第40回九州運輸コロキアム」を開催しまし
  た。
 
★近年の経済のグローバル化や東アジアの経済発展などを背景に、世界の海上荷動量は急激に拡大し、こ
  れを反映して船舶の大型化やハブ港湾化競争が激化するなど、わが国の港湾や港湾物流を取巻く環境は
  大きく変化しています。国土交通省ではこのような状況に対応するため、国際コンテナ戦略港湾・国際
  バルク戦略港湾の選定、日本海側拠点港湾形成の検討を進めるなど我が国港湾の国際競争力強化のた
  めの重要な施策を次々と講じられています。

  講演では、「最近の港湾政策を巡る動向と今後の方向性」をテーマに国際コンテナ戦略港湾施策を中心
  に、改正港湾法の概要も含めた具体的施策と今後の取り組みの方向性等最近の港湾整備等の重要施策
  の内容について、また、東北地方太平洋沖地震に伴う津波被害を踏まえ7月初めに中間取りまとめが行
  われた「港湾における総合的な津波対策のあり方」について、わかりやすい資料を用いながら最新の情
  報を交えた講演を行って頂きました。

★講演後の討論の場でも、講演内容はもとより、地方港湾に係る課題等について意見・質問が出されるなど
  熱気あふれた活発な討議も行われ、有意義な活況に満ちたコロキアムとなりました。
  なお、講演会場には当初予定した70名の約2倍の130名の方々の参加があり、このテーマに対する関心
  の深さを如実に表した大変盛会なものとなりました。

  当センターとしては、今後も交通・運輸・観光に関する時宜にあった関係者の関心の高いテーマによる九州
  運輸コロキアム等を積極的に開催したいと考えております。





中国経済と物流の現状と展望
第39回

日時平成23年5月19日
場所福岡市 ホテルセントラーザ博多
講師財団法人運輸調査局 調査研究センター 研究員 古森 崇史 氏


                    中国経済と物流の現状と将来展望

                   −第39回九州運輸コロキアムを開催−


★(財)九州運輸振興センターでは、日本財団の助成事業として、平成23年5月19日(木)福岡市で、「第39
  回九州運輸コロキアム」を開催しました。講師に(財)運輸調査局研究員古森崇史氏を迎え「中国経済と物
  流の現状と展望」をテーマに、また、来賓として九州運輸局次長・安藤昇様に出席いただきました。

★東日本大震災の影響により、生産を始め経済活動が大きく縮小していたわが国経済は少しずつですが回
  復に向かっています。今後、日本がさらに元気になるためには九州など直接大震災の影響を受けなかった
  地域が頑張ることが重要だと思われます。
  このような状況下、九州はもとより日本全体の経済活動に大きな影響を及ぼす中国経済の最新情報や
  将来展望を内容として、参加者がこれを今後の業務等に活かし、九州経済ひいては日本経済の活性化に
  少しでも貢献できるようにとの願いを込めて本コロキアムを開催いたしました。

★講演では、GDPを含む最新の経済指標を示しつつ、中国経済が予想を超える著しい速さで成長しているこ
  とや中国経済の抱える課題、これを踏まえた最近の中国政府の政策転換等について、物流の現状と主要
  な物流政策、さらには将来展望について説明がありました。
 
  その上で、今後日本企業が中国間との経済活動を行っていくために、このような中国経済と物流の現状等
  を踏まえながら、参考にして欲しいとのことでした。
  経済成長の変化を交通手段に例えて、10数年ほど前は自転車が主流だったのがその後オートバイに変わ
  り、現在では自動車となって短期間に生活環境が急激に変わったことなどを説明していただきました。
  直接経済指標に現れない経済成長の変化を中国での3年間の現地生活・体験などを交えて講演され、参
  加者の皆様には大変分かりやすく役に立つ有意義なものとなりました。

★また、講演後の討論の場では、中国における法整備の現状などの質問があり、参加者との間で活発な議
  論が行われました。
  今回のコロキアムには、今後の中国との経済活動に関心のある方など当初予定の70名を超える90名弱
  の参加がありました。





九州新幹線全線開業 〜 離島観光の現状と課題 〜
第38回

日時平成23年2月21日
場所奄美市 奄美観光ホテル
講師鹿児島県 観光プロデューサー 奈良迫 英光 氏


                       「しま」で初の開催!

                    =第38回九州運輸コロキアム=


★財団法人 九州運輸振興センターでは、平成23年2月21日(月)、奈良迫英光鹿児島県観光プロデューサ
  ーを講師に、また、玉木良知九州運輸局長を来賓にお迎えし、鹿児島県奄美市(奄美大島)において日本
 財団の助成事業として「第38回九州運輸コロキアム」を開催しました。

★九州新幹線鹿児島ルートの全線開業(3月12日)を間近にひかえ、その停車駅をステーションとして停車駅
  近隣はもとより、開業効果をその先へ広げようという取り組みが各地で行われています。
  特に最終発着地のある鹿児島県では行政、経済界、商工団体など多くの機関、団体、関係者の取組みが
  活発に行われていますが、そのような取り組みの一つに開業効果を離島に及ぼしたいと奄美市でも積極
  的に取組んでいる方々が多数存在しています。

  今般、その島の方々から、今後「しま」での取組みに活かすため「九州新幹線全線開業と離島の現状と課
  題」をテーマに「奄美市」で「九州運輸コロキアム」を開催してほしいとの強い要望があり、今回、初めて
  「しま」で開催したものです。

★講演会には、当初50名から70名の参加を予定していましたが、2倍以上の約130名の参加者がありまし
  た。このことは、遠く離れた離島においても多くの方々が新幹線全線開業に関心をもちこれを「しまの活性
  化」に活かす取組み意欲が強いことを如実に表したものとなりました。

  始めに当センターの田中会長から「本コロキアムは交通・運輸等に関するテーマを取り上げ講師と参加者と
  が討議し、理解を深めることを目的に開催している。今回は九州新幹線全線開業をテーマとしており、交通
  体系が大きく変化する中で、沿線地域だけでなく面的に広げ、離島を含め九州全体の活性化につなげて
  もらいたい」との挨拶がありました。

★講演では、「離島は本土に比べ不利性が高いが、これを優位性へ転換するためには、島の財産である自然
  を活用したエコツーリズムなどを積極的に推進するなど自然との共生を基本とした観光どによる人口交流
  の増大を進めることが重要であり、また、新幹線を活用するためには、これらを活かした地域イメージの確立
  や商品開発を行うなどによる各島のブランド確立に向けた取り組みが必要である。」とし、その中でJR九州
  と連携した九州新幹線を活用した周遊切符の販売など実現可能な多くのかつ具体的な取り組 みの提案が
  行われました。
  また、これを受けて、後半の討議の場では参加者から積極的な意見等が出され、大変活発な討論が行わ
  れました。

  今回の九州運輸コロキアムは、離島において地域活性化や地域振興に取組んでいる方々の今後の取組
  みに役に立ち、その効果が大いに期待される有意義なものとなりました。





九州新幹線全線開業
 〜開業効果を離島に広げる取組みと課題〜
第37回

日時平成22年12月1日
場所鹿児島市 ホテルウェルビューかごしま
講師鹿児島県 観光プロデューサー 奈良迫 英光 氏


                   九州新幹線全線開通効果を離島へ及ぼすために!

                     −第37回九州運輸コロキアムを開催−


★(財)九州運輸振興センターでは、平成22年12月1日(水)、鹿児島市において日本財団の助成事業として
  「第37回九州運輸コロキアム」を開催しました。鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫英光氏を講師にお迎
  えして、「九州新幹線全線開業〜開業効果を離島に広げる取組みと課題」と題してご講演いただきました。

★九州においては今世紀最大級の出来事の一つとして捉えられている九州新幹線の全線開通を来年3月12
  日にひかえ、期待される開業効果を九州全域に及ぼそうという取り組みが各地で行われています。
  特にその発着地となる鹿児島では関係者の取組みが活発になっています。

  このような状況の下、講演では、九州新幹線の全線開業は多くの旅行者などを鹿児島へ運び、鹿児島市内
  や有名観光地などへは地域経済へ大きな好影響を与えることが見込まれているものの、その好影響をこれ
  ら以外の地域へ、特に離島について波及させるには、輸送を担当する航路事業者への依存みではなく、
  当該離島の住民や行政などが連携し一丸となって取り組むことが非常に重要であることを始め、関係者 の
  取り組みについて多くの提案が数字や例示をあげて示されるなど、非常に分かりやすく、また、示唆 に
  富んだ内容であり、新幹線全線開通を機とした関係者の今後の離島などにおける地域活性化の取組みに
  大変役に立つものとなりました。

★また、講演後の討論の場では、現在、観光大使を活用した情報発信が行われているがこれに加え、草の根
  情報発信のための「観光サポーター制度」の創設が効果的ではないかとの提案や、新幹線終着駅である
  ことの特性を活かした離島クルージング企画の可能性の質問・提案が行われるなど活発な議論が行われ
  ました。

  今回のコロキアムは、当初予定の100名を大幅に超える120名超の参加があるなど、九州新幹線全線開
  業への期待が如何に大きいかを如実に表したものとなりました。





交通・観光業とカーボンオフセット
  〜低炭素社会構築に向けた取り組み〜
第36回

日時平成22年9月13日
場所福岡市 ホテルセントラーザ博多
講師交通エコロジー・モビリティ財団 交通環境対策部 審議役 市丸 新平 氏


             カーボンオフセットの活用で低炭素社会の実現に貢献を!

                  −第36回 九州運輸コロキアムを開催−


★(財)九州運輸振興センターでは、平成22年9月13日(月)、福岡市において日本財団の助成事業として
  「第36回九州運輸コロキアム」を開催しました。

★近年の地球温暖化の影響は、局地的豪雨・少雨、猛暑・酷寒などの気象状況を各地にもたらすなど身近な
  ところで人々の生活にも大きな影響を与えており、その対応は、喫緊、かつ、重要な課題になっており、政
  府においても、CO2排出量を2020年までに1990年比25%削減することを目標とされているところです。

★このような中、CO2を削減し低炭素社会の実現に向けた取り組みの一つとして交通・観光業に関係する
  カーボンオフセット支援システムを構築し、国土交通省の推奨を受け、その活用の拡大に取り組まれてい
  る交通エコロジー・モビリティ財団の市丸新平審議役を講師にお迎えし、「交通・観光業とカーボンオフセッ
  ト〜低炭素社会構築に向けた取り組み〜」をテーマに講演いただきました。

★講演では、認知度の低い「カーボンオフセット」とは何かという説明から始まり、その意義・効果としては「低
  炭素社会の実現に大きく寄与でき、併せて企業の温暖化対策への積極的な取り組み姿勢をアピールでき
  る」等があり、現在、交通・観光分野でカーボンオフセットに取り組んでいる企業の事例やこれを導入した
  ことによるメリットの紹介があるとともに、同財団が国土交通省の推奨を受けその支援活動を積極的に行っ
  ており、その内容や活用方法等の説明がありました。

★講演後の討論の場では、同財団が支援を行っている旅客に係るシステムに加え、今後は内航、港運、倉
  庫、トラック等の物流事業に関係するシステムやビジネスチャンスとして捉えるカーボンオフセットの推進
  システム(省エネ努力が一石三鳥・四鳥となる効果:省エネ・利益・CO2削減効果、社会的高評価として)
  の設計とその普及に取組まれるよう要望が出されました。

★また、終了後に参加者からは、最近、「カーボンオフセット」という言葉はマスコミ等で聴くようになったが、ま
  だまだその内容等が交通観光事業者には十分浸透していない。これからの地球温暖化対策には是非とも
  必要な制度なので、今後ともこのような機会を増やすべきだとの声も聞かれました。

  当センターとしても、今後も交通観光に関する環境問題対策について、機会を捉えて九州運輸コロキアム
  等で取り上げていきたいと考えております。





日本造船業の将来展望
第35回

日時平成22年7月27日
場所長崎市 長崎全日空ホテルグラバーヒル
講師社団法人 日本造船工業会 専務理事 木内 大助 氏


              大競争時代を勝ち抜くための戦略は!
                 ― 日本造船業の将来展望 ―


★九州運輸振興センターでは、日本財団の助成による第35回九州運輸コロキアムを、講師に社団法人日本
  造船工業会専務理事の木内大助氏をお迎えして「日本造船業の将来展望」をテーマに、7月27日(火)
  長崎市において開催中の「海フェスタながさき」の協賛事業として同市において開催しました。

★講演では、「わが国の造船業を取巻く環境は、中国造船業の台頭による造船需給バランスの崩壊や環境
  重視の要請が船舶分野に急拡大するなど大きく変化しており、その課題も大きいが、当面は安定した操業
  が見込まれている。そして、今後の大競争時代を勝ち抜くための戦略としては、これまで数次の造船不況
  を克服してきた知恵と経験を活かし、また、船舶ニーズの多様化・複雑化はこれを勝ち抜く ためのチャンス
  として捉え、加えて、これまでのシェアへのこだわりを捨てなければならないとしたうえで、わが国で建造
  される船舶の品質・性能は世界一であり、今後も一定規模(1,500〜2,000万GT)の造船能力を有すべき
  であるがそのためには『わが国海事クラスターの有効活用』と『新たな造船ビジネスモデルを構築』すること
  が必要である」と締めくくられました。 

★後半の討論の場では、地元三菱重工業(株)長崎造船所の相馬所長や橋本副所長からも意見が出される
  など活発な意見交換が行われ盛会なコロキアムとなりました。

★今回のコロキアムには、わが国造船業の発祥地であり、現在でも世界の造船をリードする地域である長崎
  で開催したこともあり、九州内の大手・中小造船所や関連工業さらには地元長崎の行政、海事・ 商工業
  などから参加予定の約2倍の130名の参加があり、今後の造船アイランド九州における造船業を考える
  上で非常に有意義なものとなりました。
 





アジア大交流時代を迎えて
 〜韓国高速鉄道の開通、九州新幹線全線開通に伴う日韓間航路、九州観光
  への波及効果と課題〜
第34回

日時平成22年4月21日
場所福岡市 ホテルセントラーザ博多
講師JR九州高速船株式会社 代表取締役社長 丸山 康晴 氏


★(財)九州運輸振興センターでは、日本財団の助成による第34回九州運輸コロキアムを、講師にJR九州高速船(株)の丸山康晴社長をお迎えして、4月21日(水)、福岡市において開催しました。

★講演では、2010年代には、アジアにおいて観光爆発が起き、アジア域内において2000万人の大交流時代を迎えることになると予想されていること、このような時代に向けて2010年10月には韓国高速鉄道(KTX)が、また、翌年3月には、九州新幹線の全線開通がそれぞれ予定されており、その相乗効果の大きさを結びつける海峡間交流の拡大・促進を図る必要があることや、外客誘致に当たっては、九州の観光資源の豊富さなどを自ら認識するとともに、受け入れ相手国の気質・生活文化の違い(例えば、韓国であれば、熱い人間関係:夫婦は全て一枚のふとんで寝る、食事:混ぜる・口いっぱいにほおばって食べる・なんでも包んで食べるなど)等を理解したうえで、特にFIT(海外個人旅行者)への対応を踏まえたうえで、関係する者がそれぞれの立場で受け入れ態勢の改善を図ることが重要であることなど、現在の日韓間等交流の現状説明からその将来見通し、さらには今後の受け入れ体制等の改善に当たっての個々具体的な提案がなされました。

★この講演を基にした意見交換・対話の場では、当日予定の70名を大幅に上回る九州各地から参加した90名の方々の中から熱気ある活発な意見が積極的に出され、予定時間を超えた有意義なコロキアムになり、今後の日韓間航路を活用した九州観光の振興に大変参考となるものとなりました。







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